スカンジナビア(世界海事遺産ステラポラリス)の歴史 |
1926年 |
11月9日進水式。ベルゲンライン社社長の娘、リリー・レームキュール女史が同社75周年を記念して造られた100番目の船に「ステラポラリス」(北極星)と命名。 |
1927年 |
2月20日試運転航海。 |
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2月24日ベルゲンライン社に引き渡し。 優雅な姿から「七つの海の白い女王」と呼ばれ、富裕層を対象にしたクルーズ事業向け客船として世界中を航海。 |
1940年 |
第二次世界大戦中、ノルウェーに侵攻したナチス・ドイツに接収され、Uボートの士官クラブとして使用される。 |
1945年 |
終戦後、ノルウェーに返還。建造したイェータ・ヴェルケン造船所にて修繕、改装。 |
1951年 |
スウェーデン・クリッパーライン社に売却。1969年まで就航。 |
1969年 |
国際海事法改正により引退を余儀なくされる。
日本へ売却。その際の条件として、
1.船体の原形を維持する事、
2.エンブレムを使用しない事、
3.「ステラポラリス」の名称を使用しない事、がある。
こうして「ステラポラリス」はこれまでの40年に渡る栄光の歴史に終止符を打ち、日本で新たに「スカンジナビア」として第二の人生を送る事になる。 |
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11月日本への最後の航海に向かいリスボン港を出港。 |
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横須賀港に入港、ドックに入り、スクリューとシャフトを外し、海上宿泊施設としての改装をされた後、沼津木負湾までタグボートで移送。 |
1970年 |
フローティングホテル「スカンジナビア」として開業。 |
1999年 |
営業をレストランのみに絞り、フローティングレストラン「スカンジナビア」と改名。 |
2005年 |
3月時代の変遷とともに、やむなく営業を閉じ、スウェーデンの企業に売却。 |
2006年 |
8月31日タグボートに引かれ木負湾を離れる。
2日後和歌山県潮岬沖にて・・・ |