懐かしのスカンジナビア展


2011年7月30日(土)〜9月4日(日)



建  造 1927年
造船所 イェータ・ヴェルケン造船所
(スウェーデン・イェーテボリ)
前船籍港 スウェーデン・マルメ港
形  状 クリッパーバウ型
排水トン 5,105トン
総重量 6,000トン
速  力 14.75ノット(時速約27.5km)
全  長 127m
全  幅 16.7m
全  高 44m(船底からマストトップ)
ブリッジ高 17m
喫水高 5.5m
エンジン ディーゼルエンジン
バーマイスター&ウェイン社製


スカンジナビア(世界海事遺産ステラポラリス)の歴史
1926年 11月9日進水式。ベルゲンライン社社長の娘、リリー・レームキュール女史が同社75周年を記念して造られた100番目の船に「ステラポラリス」(北極星)と命名。
1927年 2月20日試運転航海。
2月24日ベルゲンライン社に引き渡し。
優雅な姿から「七つの海の白い女王」と呼ばれ、富裕層を対象にしたクルーズ事業向け客船として世界中を航海。
1940年 第二次世界大戦中、ノルウェーに侵攻したナチス・ドイツに接収され、Uボートの士官クラブとして使用される。
1945年 終戦後、ノルウェーに返還。建造したイェータ・ヴェルケン造船所にて修繕、改装。
1951年 スウェーデン・クリッパーライン社に売却。1969年まで就航。
1969年 国際海事法改正により引退を余儀なくされる。
日本へ売却。その際の条件として、
1.船体の原形を維持する事、
2.エンブレムを使用しない事、
3.「ステラポラリス」の名称を使用しない事、がある。

こうして「ステラポラリス」はこれまでの40年に渡る栄光の歴史に終止符を打ち、日本で新たに「スカンジナビア」として第二の人生を送る事になる。
11月日本への最後の航海に向かいリスボン港を出港。
横須賀港に入港、ドックに入り、スクリューとシャフトを外し、海上宿泊施設としての改装をされた後、沼津木負湾までタグボートで移送。
1970年 フローティングホテル「スカンジナビア」として開業。
1999年 営業をレストランのみに絞り、フローティングレストラン「スカンジナビア」と改名。
2005年 3月時代の変遷とともに、やむなく営業を閉じ、スウェーデンの企業に売却。
2006年 8月31日タグボートに引かれ木負湾を離れる。
2日後和歌山県潮岬沖にて・・・
 
展示風景
 
 

   



 



ビデオは実際にスカンジナビアで使われていた椅子に座ってご覧ください。