俳人清水杏芽の世界

2012年12月1日(土)〜12月24日(月)

(2階展示室)











清水杏芽(しみずきょうが・本名 久明)
1913年 埼玉県杉戸町に生まれ。。
旧制春日部中学から東京医学専門学校(現東京医科大学)卒業。医学博士。
1942年 軍医として従軍。上海で軍医・俳人の神尾静光より指導を受ける。帰国後、宇田零雨に入門。
1947年 沼津市千本緑町に清水内科医院を開業。
1950年 「双葉俳句会」を主宰、月刊俳誌「双葉」を創刊。
1958年 句集「沼津抄」を出版。
1960年 「静岡県俳句協会」設立に参加。
1998年まで常任委員・顧問として活躍。
1973年 評論「現代俳句鑑賞の誤謬」(日本図書館協会選定)を出版。
1980年 3月 双葉俳句会創立30周年記念として「沼津歳時記」を刊行。
沼津市大諏訪「天満宮」境内に杏芽句碑を建立。
 「文うんの祈りしばしも筆供養」
 「蓑虫と同じ高さの大気吸う」
1981年 ミニ俳句図書館「和香文庫」(蔵書20,000冊)を自宅に開設。(現在閉館)
1987年 芭蕉来沼300周年記念として広く市民に呼びかけ、芭蕉の真筆句碑を沼津市三枚橋「日枝神社」境内に建立。
 「都出でゝ神も旅寝の日数哉」
1988年 評論「芭蕉句々」(全国学校図書館協議会選定)を出版。
1990年 紀行『芭蕉探訪』三部作「近畿編」、「東海・甲信・北陸編」、「関東・東北編」を刊行。
1991年 双葉俳句会創立40周年記念として「続 沼津歳時記」を刊行。
1993年 評論「俳句は『切レ』がいのち」を出版。
1999年 俳誌「俳句四季」に俳論『俳句は17音字と「切レ」とで成立する詩である』を発表。
2000年 沼津市「パレットフェスティバル2000展示会」に出展。
2001年 双葉俳句会50年の歴史を閉じる。俳誌「双葉」561号で終刊。
病床にて評論「俳句片言」を執筆出版。
2002年 7月7日没。享年88歳。


展示風景