山口 源 略歴
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明治29年 |
富士市柳島の旧家に生まれる。 |
大正4年 |
台湾に移住、版画家藤森静雄に出会い版画の道のきっかけとなる。 |
大正10年 |
西田天香の主催する精神修業道場「一燈園」に身を寄せ同人となる。 |
大正12年 |
藤森氏と再会。恩地孝四郎の紹介により門下生となり、版画家への道を歩み始める。 |
昭和14年 |
恩地孝四郎宅で毎月第1木曜日に「一木会」(版画研究会)を開催。 |
昭和17年 |
「石垣苺」が第17回国画展で褒章を受ける。 |
昭和19年 |
瀬川澄江と結婚。夫人の郷里 江浦へ疎開、以後作家活動の拠点とする。 |
昭和22年 |
このころより静岡県版画協会、清流会に参画する。 |
昭和32年 |
ユーゴスラヴィア・リュブリャナ版画展において「芝生」は最優秀賞を受賞。 |
昭和33年 |
スイス・ルガノ国際版画ビエンナーレ展において「能役者」が日本人初のグランプリを受賞。
その後も世界各地の国際展や国内で数々の賞を受賞し、日本版画界の中心として諸方面 で活躍。地元では静岡県版画協会会長はじめ、県内各地の美術館・文化団体の役職に就き、多忙な時期を送る。 |
昭和51年 |
沼津市江浦で逝去。享年79歳。 |
昭和52年 |
山口源版画保存協会設立、後年「山口源の会」と改称。 |
昭和56年 |
遺族より作品328点が沼津市に寄贈される。 |
昭和58年 |
沼津市が「山口源大賞」「山口源新人賞」を制定。 |
平成10年 |
静岡県立美術館で「生誕100年山口源回顧展」を開催。 |